君の魔法がとける瞬間(とき)


あのコンビニは学校の近くだから…


そんなに遠くない。




「…着いた」


ひっそりと、小さく佇むそのコンビニは、人がいないように見えた。




「ここでも…ないのかな」



諦め半分、期待半分で…コンビニに向かう。




ガサッ


駐車場から…物音?



駐車場に近づいて見ると、


あの日、愛舞さんと一緒に肉まんを食べた場所に…




人影が見えた。




「…愛舞さん?」



暗くてよく見えない。



「愛舞さんですか?」




「来るな…!お前なんか見たくない!」




やっぱり…愛舞さんだ。








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