君の魔法がとける瞬間(とき)
「お前たちが出ると分かった途端、チケットは即日完売だったそうだ!お前たちの人気はすごいな!」
私たちが参加することが決定すると、
学校内はもちろん…街のいたるところにポスターが貼られていた。
チケット…みんな買ってくれたんだ。
嬉しいな。
クラスメイトや、学校で会う人会う人に、頑張ってって言われちゃった。
「俺の母さんなんて、チケット買えなかったて嘆いてたんだよ〜!俺らってやっぱり人気者だねっ☆」
「まだまだだろ。愛舞、お前はもう少し謙虚にならないとな」
そう言って陽斗さんは、愛舞さんの頭に手を置く。
「陽斗の言う通りだぞぉ〜愛舞!それとお前たち…優勝したらどうなるか…知ってるか?」
理事長は意味深に微笑む。
_