君の魔法がとける瞬間(とき)

安仁屋さんは、とても満足げに里美さんに私……僕を紹介した。




安仁屋さんは、「こいつが女に見えるか?」なんて言って、里美さんの反応を待つ。




「…………まぁ…!なんてイケメンなのっ!最高じゃない佑月ちゃん♪」




「だろ〜!」



「そ、そんなに…?」



私は、男に生まれてくれば良かったと、少し後悔した。



男になった途端、こんなに褒められるなんて…







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