君の魔法がとける瞬間(とき)


「でも、女の佑月ちゃんの方が可愛いわ♪」



ね?と里美さんに話をふられた時は、私の心の中が読まれた気がした。





「じゃ、行きますか。」




「はい。行きましょう」




私たちは、家を後にした。



家から車で15分程のところに学校はあった。


「うわぁ…」

つい声が漏れてしまうほど、学校もお城のように奇麗なだった。



"私立鈴尚学園"



「りんしょう…がくえん…」


今日からここが、私の学校…。







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