君の魔法がとける瞬間(とき)


桜子さんの言葉を思い出してベランダに行ってみる。



「あっいた…!」



ベランダには、陽斗さんと愛舞さんの姿があった。



愛舞さん知らないって言ったのに…。



二人で何を話してるんだろう。



二人の、いつもより真剣な表情。


私はなかなか声がかけられないでいた…



「喧嘩でもしてるのかな…。あんなに仲良しな二人なのに…?まさかね…」




でも………本当に何だか様子が変。



私は二人にバレないように…二人に近づく。






_
< 286 / 338 >

この作品をシェア

pagetop