君の魔法がとける瞬間(とき)


「大きな学校ですね。校内も…すごいオシャレだし…」




「まぁ、僕の学校だからね。オシャレじゃないと。あ、ここが我が校のメインルームだよ。ここでは自由に友達とお喋りしたり、本を読んだりするんだ。」





「そうなんですかぁ…!このポスターは…?」


メインルームと呼ばれるところには、大きなポスターがはられていた。



ポスターのモデルは、4人の男性。



「気づいたね?彼らが、キミが所属することになるグループのメンバーだよ。うちの学校のモデルだ」




ニヤッと笑う安仁屋理事長。心配事なんて、一つもないようだった。





「えぇぇー!か、彼らがですか………!そんな、私がこの方たちと…!私無理ですっ…一人だけ浮いてしまいます…」



安仁屋理事長をよそに、私は早くも不安でいっぱい。




だってこの人たち…



かっこよすぎ〜!






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