君の魔法がとける瞬間(とき)
苦しい現実…。
確かに私…自分が苦しいから逃げようとしているだけかもしれない。
「私がとってる行動は…最低ですね。すいません…明日から学校に戻ります」
「キミの決意はそんなに軽いのか?!最低でも何でもキミが決めたことだろう!最後まで突き通しなさい!」
理事長のいつもより強い口調に私は驚く。
「反対するのも…認めるのも…親しか出来ないからね。責任が重い。私はキミを連れてきた時から、キミの父親になると決めたんだ。だからキミが決めたことを…私は認める。」
「理事長…。すいません………ありがとうございます」
理事長ではなく、お父さんとして私に接してくれたこと…
すごく…感謝しています。
「キミがいなくなったら…そりゃ大変なことになるが…。大丈夫だ!キミの様な素敵な男の子を見つけるよ」
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