君の魔法がとける瞬間(とき)


「今日の予定は………なし!各自、自由に行動していいぞ!だけど夕飯までには戻るように」




「マジ!やったぁ!ねぇ佑月、俺と買い物しに行こうよ!」




「買い物ですか?いいですね!行きましょう!」




私と愛舞さんは、お土産屋さんへと向かった。




「うわぁ!これ可愛い〜!」



「どれどれ?
あ、ほんとだ!パインのキーホルダーか!なかなかセンスいいね、佑月」




「でしょ〜!私、モノを選ぶセンスあるんです!忘れないで下さいね」




「あ〜はいはい!次どっか行った時はお前に選んでもらうよ☆じゃあこれ、お前にプレゼントしてやるな!」




そう言って、愛舞さんは私が選んだキーホルダーを持ってレジに向かった。





「本当に…忘れちゃダメですよ…?愛舞さん…」





私は、愛舞さんの帰りを待たずに、店から出る。








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