君の魔法がとける瞬間(とき)



「お〜い、彼女。一人?」




背後から声をかけられ、私は振り向く。




「響さん!驚きました…!」




「ナンパかと思った?
それよりお前何で一人?愛舞は?」





「あ…今は一人旅中です」




「そーかそーか。じゃあ今度は俺と二人旅しよ!俺がかき氷おごってやる」




「ちょっ…響さ〜ん!」



強引に私を引っ張って、響さんは私をかき氷屋さんへと連れて行った。






_
< 302 / 338 >

この作品をシェア

pagetop