君の魔法がとける瞬間(とき)
「陽斗さん、一人ですか?寂しいですね」
「お前もだろ?なに黄昏れてんだよ」
「一人になりたい気分だったので。でも…陽斗さん来てくれて、よかったです」
「そうか。ならお前と一緒にいる。そういえば、姉貴に会ったんだって?姉貴がお前のこと相当気に入ってたよ」
「桜子さん、すごくいい人ですね!私もすぐ大好きになりました」
「あはは…大好き、か」
陽斗さんの顔が、急に切なくなる。
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