君の魔法がとける瞬間(とき)


「お?あんたが新しいメンバー?」



「背が意外とちっちゃいね〜」



私に気づいた4人は、珍しそうに口々に感想をのべる。


どうしていいのか分からない私は、理事長に助けを求める。



「来たね。紹介しよう。新しいメンバーの、浅香佑月くんだ。彼のキャッチフレーズは天性の声だ!さ、佑月、挨拶して」




「はい…。浅香佑月です。お願いします…」



私の紹介を、4人のメンバーは頷きながら聞いていた。





「よろしく…」
そう言って私は恐る恐る手を差し出す。





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