君の魔法がとける瞬間(とき)

大好きだから




ニ年後―…





「佑月〜!日本に帰る準備は出来てるの?」




「桜子さん、ただ遊びに行くだけですから。もう準備は万全です!」



私はアメリカで、毎日忙しい日々を送っていた。



桜子さんに時々お世話になりながら、語学の勉強に励む毎日。




周りの友達は、私のことはもちろんAIRISのことも誰も知らない。




最初は少し、寂しかった。



でも今は、とても充分した毎日が送れている。



「ねぇテーブルの上にチケット置いてるわ!飛行機乗れないじゃない!」



「あれっ?おかしいなぁ〜ちゃんと持ったはずなのに」



ドジは相変わらず、健在です…。





_
< 330 / 338 >

この作品をシェア

pagetop