君の魔法がとける瞬間(とき)
大好きだから
ニ年後―…
「佑月〜!日本に帰る準備は出来てるの?」
「桜子さん、ただ遊びに行くだけですから。もう準備は万全です!」
私はアメリカで、毎日忙しい日々を送っていた。
桜子さんに時々お世話になりながら、語学の勉強に励む毎日。
周りの友達は、私のことはもちろんAIRISのことも誰も知らない。
最初は少し、寂しかった。
でも今は、とても充分した毎日が送れている。
「ねぇテーブルの上にチケット置いてるわ!飛行機乗れないじゃない!」
「あれっ?おかしいなぁ〜ちゃんと持ったはずなのに」
ドジは相変わらず、健在です…。
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