君の魔法がとける瞬間(とき)


広すぎる…。



長いソファーや、大きなテレビ。



それにビリヤードまで…



まるでホテルのよう…。



そして部屋の大きな窓からは、さっきのメインルームが見えるようになっている。




「すごい…ところですね。」



「だろ〜?俺もお気に入りなんだ。ここの窓から顔出すとみんなが喜んでくれるしね。」




「本当に芸能人みたいですね。もしかして…テレビとかにも出られるんですか?」



「テレビとかあんまりないかな。でも、ポスターとかはでっかく貼ってあるよ。だから、出かける時は大変なんだ。お前も気をつけろよ!」




「どうして大変なんです?」






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