君の魔法がとける瞬間(とき)



「良かった…開けてくれて」



そこにいたのは…

中年の男性だった。





でも、普通じゃない。


高そうなスーツに靴。


キラキラと光る指輪。




それに……その人の後ろに立つガードマンのような、おっきい人たち。




「だ…だれです…?」



あまりにも…不審だ…。



もしかして怖い人?




私が恐る恐る声を出すと、

その人はニッコリと笑った。



そして、こう言った。






_
< 6 / 338 >

この作品をシェア

pagetop