君の魔法がとける瞬間(とき)
「撮影再開しまーす」
「はい!!」
陽斗さんにアドバイスをもらった私は、少し元気を取り戻すことができた。
そして、カメラマンさんを私の一番好きな人に変える…。
お父さん…………。
――佑月!ほら、笑ってごらん?――
お父さんの声が、聞こえた気がした。
「おぉ!いいね!佑月さんもいいよ〜!柔らかくなったね」
「本当ですか!ありがとうございます!」
ふふ。
褒められちゃった。
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