君の魔法がとける瞬間(とき)


特別ルームが近くなると、だんだんと人に会わなくなる。



「これでやっと落ち着いてジュースが飲めるわ」




一人でゆっくりジュースを飲む。



「静か〜♪」


最近、静かな空間にいることないから、久しぶり。




「うん、うん…今日だね。分かった。」



ん?


誰もいないと思っていたのに…何やら声が聞こえる。


誰かいるのかな。




「マユさん、愛してる」



ブッ!



私は飲んでいたジュースを吹き出してしまった。






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