君の魔法がとける瞬間(とき)


「キミを迎えに来たんだよ。さ、行こう。詳しいことは後だ」



その人はそう言うと、後ろのおっきい人に指で合図して…



一人でさっそうと階段を下りていく。





理解できない私は、

行ってなるものかと、とにかく家の中へ逃げる。




その甲斐も虚しく……




あっという間におっきい人たちに捕まえられた私。






「ちょっと…!離して!!!お父さんっ!嫌っ」




私の必死の抵抗におっきい人たちは慌てていた。






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