君の魔法がとける瞬間(とき)
「分かった分かった!
驚くなよ…お前たち!!それがな、お前たちテレビに出るぞ〜!」
「テレビ!?」
………………あれ?
一番大袈裟なリアクションをしてしまった私。
他の人たちは、とても冷静だった。
「なーんだ!もっと何かあるのかと思ったぁ」
「俺も〜」
口々に文句を言っている。
テレビなんて、私にとっては大事だけど…
この人たちにとっては、小さな事なんだろうな。
「ふ、ふ、ふ…。馬鹿め。お前たち…。今回はあの人気番組!Light_Onだぞ!」
「え?マジ…?」
さっきまでの、薄い反応はどこへやら…
愛舞さんの目はキラキラ輝いていた。
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