君の魔法がとける瞬間(とき)
「多分?」
陽斗さんは黙って指をさす。
私は指をさす方向に目を向けた。
「え??」
陽斗さんが指差す方向にあったのは写真。
そこに写っていたのは………
「さ…里美さん…?!」
「ったく!オッサン!遊びはやめろ!」
「あ…!遊んでなんかない!」
「なんだぁ里美さんかぁ〜」
え?え?え?
ちょっと待って…
里美さん?何で?
みんな分かってるみたいだけど…私分かってない!
「あのぉ……どうして里美さんが…?」
恐る恐る聞いてみる。
_