君の魔法がとける瞬間(とき)


「はぁ〜疲れた。
でも、私すごく悪い事してる…」



お風呂に入って今日の反省会。



私、このまま男のふりなんてしていいのかな。



わかんないなぁ…



お風呂から上がり、急いで着替える。




「誰か入ってる?」



扉の向こうで声がする。
やばい!碧空さんだ…!



「あ…!はい!入ってます!」



「浅香佑月か。早く出ろよ」


「はい!」


相変わらず、冷たい…。



「すいません、上がりました!」


すると碧空さんは、何故だか私の顔をじっと見る。




陽斗さんといい、碧空さんといい…
なんなの〜?!



「何か…ついてます?」






_
< 89 / 338 >

この作品をシェア

pagetop