君の魔法がとける瞬間(とき)
「チッ…。今度はちゃんと聞くからな」
そう言って、
碧空さんは一階へ下りていった。
た…
助かった……のか?
それでも私がおかれている状況は変わらない。
確実に碧空さんは…何かを感づいてる。
その日から…
私の碧空さんを避け続ける生活が始まった。
ますます怪しいって分かってるけど…、
これしか私には思い付かなかった。
はぁ…。
お父さん、私どうすればいい?
会いたいよ、お父さん…。
不安で不安で仕方がなかった…。
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