君の魔法がとける瞬間(とき)


悩んで悩んで、

考えて考えても…



答えはでない。


私は、みんなに嘘ついてる。




お父さんの為に、
安仁屋理事長の為に。


一生懸命頑張ろうって思ってた。


でも…私がやってることって間違いじゃないのかな…。



「おい。浅香佑月」



低い声で私を呼ぶのは…




「り…碧空さん…」




「そうだ」





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