君の魔法がとける瞬間(とき)


…そうだ。

ここは碧空さんの家なんだ…。
そりゃ会うよね。


この家で1番居心地がいいベランダ。

風が心地よくて…
私のお気に入りだった。



そういえば…
前に碧空さんもここにいるの見かけたことあったっけ。




それより…ここ最近、避けまくっていたのでかなり気まずい。



しかもあの表情…


ぜ、絶対怒ってる…。




「なんでしょうか!」


少し強気で言ってみる。



「あ?なんでしょうか…だと?」




「…すみません…」

やっぱりあっさりと撃沈してしまった。





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