君の魔法がとける瞬間(とき)


「お前の口から正直に話してみろ。」




「何のことですかぁっ…?!」




「お前な…。
俺に…、いや、俺たちに嘘をついているだろう」





「…嘘…ですか」



ついてません…なんて、言えなかった。


ううん…これ以上、嘘はダメだと思ったんだ。


きっとこれが、いい機会なのかも…。



「…………………はい」






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