〖短編〗 霧のなか



その中の一人が
アタシに気付いて手を振る。



茶色の髪の毛
子犬のようなくりくりした瞳


まるで女の子のようなそいつは
アタシの彼氏だったりする。




アタシは無表情のままヒラヒラと手を振る。



すると

まるでしっぽを振ってるみたいに


可愛い…可愛い笑顔をするんだ。


みんなが思わず「キャー」って言う笑顔。




でもあたしには何の価値もない。




興味がない


…って言った方がわかりやすいかも。
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