お姉ちゃんは女王様



『よしっ。結月、いいお店、選ぶわよ。』

「はぁ?」



近くていいお店を探すために、美貌のために、お姉ちゃんは走る。

あたしはお姉ちゃんのためだけに走る。



「はぁはぁ・・・あっ!あのドーナツのお店は?」

『そうね・・・イケメンがいたら入ろうかしら。』


『あの、もしかしたら、バイト希望者です!』



あたしのために入りたいからどうこうとか・・・

あたしがこのメンバーならやっていけると言ったら入るとか・・・

イケメンがいるかどうかはお姉ちゃんの目をみればわかる。


『結月どうかな?』

ジー。ニコニコ。

「お姉ちゃん、いいよ・・・」





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