暗殺者と姫の逃避行
俺は本来暗殺者なんてする必要はねぇ。
まあ軽い反抗だな。
欲しくもない身分に縛られるのが嫌だった。
将来的には仕方ないことだと分かってる。
だからこそ今のうちに自由でありたかったんだ。
俺にはフォトワールの姫が分からない。
姫は幼いころから賢く美しい姫と言われていた。
姫として親に甘えることもできず友人も作れない。
周りにいるのは野心しかない屑共。
そんな中で良い姫でいられる姫が分からない。
どんな姫なんだ?
相当の悪女か相当の子供、または大人にならざるを得なかった哀れな姫ってとこか・・・。