暗殺者と姫の逃避行
「お前、結婚に納得してんのか?」
アランはどうしてこの質問を?
「納得なんてしていないわ。けれど抗うのは面倒だから・・・。」
私がそう言うとアランが殺気を出す。
表情も無表情でとても怖い。
けれど何故か恐れはないの・・・。
バチィン!
「っ。」
私は何が起ったのか咄嗟には分からなかった。
「面倒?そんなことで何もかも諦めんじゃねぇ。死んだような面してんじゃねぇぞ。最後まで抗って見せろよ。」
あ、そっか。
私アランに叩かれたんだ。