言ノ葉。
「っ・・・へ・・」
先生、と言おうとしたのだけれど。
ひゅー・・ひゅー・・という、
少し耳障りな空気の抜ける音にしか
ならなかった。 何で、何で、何故。
何度か声を出そうと息を吸い込んでも、
耳障りな音にしかならない。 ・・あぁ、
やばい。 くらくらしてきたかも知れない。
「お、おい児玉? どうかしたか?」
あ、やっと先生は気付いてくれたんだ。
よかった、とのどを押さえる両手の力を
抜くと、ふっと眠るように意識が
遠のいていった。
先生、と言おうとしたのだけれど。
ひゅー・・ひゅー・・という、
少し耳障りな空気の抜ける音にしか
ならなかった。 何で、何で、何故。
何度か声を出そうと息を吸い込んでも、
耳障りな音にしかならない。 ・・あぁ、
やばい。 くらくらしてきたかも知れない。
「お、おい児玉? どうかしたか?」
あ、やっと先生は気付いてくれたんだ。
よかった、とのどを押さえる両手の力を
抜くと、ふっと眠るように意識が
遠のいていった。