言ノ葉。
困惑しながら真っ白いベッドから
降りると、ギシリと軋んだ。


その音を聞きつけてか、カーテンの
向こうからパタパタパタと数人の歩く


音がした。 僕は何のとなく、ベッドに
座りなおす。 数秒して、シャッと


カーテンが開かれた。


「児玉君、だね」


また真っ白な白衣を着た男の人と、汗を
じっとりとかいた先生が入ってきた。


二人はベッドに座っている僕の前に、
椅子をだしてきて座った。
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