白狼が恋した天女
「大丈夫か?」

意識を失っていた私に男性は

「天女と狼は今度こそ一緒だ

僕達は魂は天女と狼だが違う存在だ」

目の前の男性に抱き着く

「違う存在でも貴方を好きになりましたから

付き合ってください

白上剛先輩」

びっくりしているようだから

「先輩は知らなかったようですが
先輩が私に声をかけたときに恋に落ちたんですから

もちろん白狼の生まれ変わりとさっき気づきましたが
貴方で良かった」

抱きしめて

「天女と狼だと寿命が違うが
同じように生きられるな」
そうして生まれ変わってから初めてのキスをお互いにした

「藍ってよんでね?剛」

「あぁ、今度は離さないからな」

「「ともにある
連理の樹に、比翼の鳥に」
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