白狼が恋した天女

入学式の前にクラスに行く為に廊下を歩くと

「ちょっと君、その髪にカラコンは不良か」

眼鏡のいかにも学級委員風な男

周りは唖然としていた…
「貴方はこの近くではないの?私これでも有名なのよ」と答えたら眼鏡男は

「自意識過剰だろ?
確かに僕はこの付近には住んでいないが…不良だからだろ?」

確かに自意識過剰みたいに感じ

「ごめんなさいね?
この色は天然で、近所の人達は皆知っていたから。
近くの神社の娘で、ちょっと、有名な伝説と同じだから」

眼鏡男は気まずかったらしく
「言い掛かりつけてゴメンな?

俺2年に転校した
白上 剛(シラカミ ツヨシ)よろしく」

眼鏡男は先輩で
きちんと謝罪できる人だった

「白上先輩私の兄も白上先輩と同級なので、同じクラスだったらよろしくお願いします」

さっさと体育館に行った

名乗るのを忘れて…



.
< 8 / 13 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop