白狼が恋した天女

再会


時間の流れは早いもので、

入学式での校長先生の長い話も

クラスでのホームルームも

初めての下校もあっというまで

自宅に直帰して

いつものように社務所に行き、巫服に着替える

私はまだ緋袴だけどいつか母と同じ袴を着たいのは母達には内緒

遠方からの人いわく
『巫服もえ』『神秘』らしい

外国からいらした方は
『じゃぱにーずびゅーてぃ』と片言英語で話されて

『じゃぱにーずあいしてます』

…多分日本語のつもりだと思いツッコミはいれなかった

ふと時計を見たら…
仕事の時間で、母に叱られ…

それ以外はいつもと変わりない日常でした
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