ゆびきり
一章 最初のゆびきり
今日、私は、初めて付き合った彼にフラれた。
高校に入って、初めてのバイト先で知り合った私より5個も年上の彼。今まで、誰かと付き合ったこともなければ、恋愛すら知らなかった。
そんな私は、高1の時にカフェのバイトをしはじめた。そこで、私は、バイトの大学生の先輩に恋をしてしまったんだ。
優しくて、頼りになって、格好良い。
できの悪い私に、きちんと説明してくれる。
内気な私が、初めて男の人と話せた相手。
先輩に会うために、バイトを増やしたり、先輩と話すためにできるだけ、側で働いた。
そして、私はバイト帰り、先輩と二人で駅まで一緒に帰るチャンスが訪れたんだ。
ドキドキしながら、私は、何を話していたか覚えていない。でも、思いきって先輩に告白をした。
「せ、先輩、私、先輩が好きなんです。彼女とかいなかったら、付き合って下さい」
私は深々と頭を下げたまま、先輩の顔も見れずに固まる。
高校に入って、初めてのバイト先で知り合った私より5個も年上の彼。今まで、誰かと付き合ったこともなければ、恋愛すら知らなかった。
そんな私は、高1の時にカフェのバイトをしはじめた。そこで、私は、バイトの大学生の先輩に恋をしてしまったんだ。
優しくて、頼りになって、格好良い。
できの悪い私に、きちんと説明してくれる。
内気な私が、初めて男の人と話せた相手。
先輩に会うために、バイトを増やしたり、先輩と話すためにできるだけ、側で働いた。
そして、私はバイト帰り、先輩と二人で駅まで一緒に帰るチャンスが訪れたんだ。
ドキドキしながら、私は、何を話していたか覚えていない。でも、思いきって先輩に告白をした。
「せ、先輩、私、先輩が好きなんです。彼女とかいなかったら、付き合って下さい」
私は深々と頭を下げたまま、先輩の顔も見れずに固まる。
< 1 / 309 >