ゆびきり
それでも、今側にいるのは私だ。





これが、ドラマや小説ならばどんな恋の結末が用意されているんだろう。





普通にみたら、私は悪役なのかな?





二人が想い合っていた過去を知っていて、私は詠士の一番になりたくて、ずっと、側にいる。





でも、二人の想いを知っていたら、諦めなければいけない役柄かもしれない。






それでも、今私の目線で感じているリアルなものは、私自身が主役なんだ。






負けたくない。
愛されたいんだ。





友人の恋の宣戦布告。






悔いがないくらいに、私は私なりに詠士を振り向かせる方法を見つけないとね。






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