ゆびきり
「俺も兄貴の圧力にいつまででも屈してるのは、癪だしね。たまには口答えしないと」





「でもさ、これで、ちゃんと副社長もちゃんと向き合ってくれるんじゃない?梨由の味方が稼ぎ頭の私たちだし」






そんな、茶目っ気たっぷりのミサに、梨由も頷き、もっと心強くなった。






一人じゃない。





この壁を乗り越えた時に





見える世界を期待して、






再び進み始めた。





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