ゆびきり
終わりくらい笑顔で決めるんだ
いい女になる為に
詠士の中で、いい思い出にする為に。
「詠士こっち来て?」
私が言うと、詠士は近くに来てくれた。
梨由も状況がわからないまま、ただ私と詠士を交互に見ていた。
三人が近くになったところで、私は無理矢理二人の小指に小指を繋げた。
右手には詠士
左手には梨由
「二人も繋いで?」
二人は気まずそうに顔を見合わせながらも、小指を繋ぐ。
「二人は絶対に幸せになること!
ゆびきりげんまんうそついたらはりせんぼんのーます!ゆびきった!」
私は揺らしながら歌い、勢いよく小指を離した。
「日和…」
「約束だからね!幸せに二人はなるんだよ!」
もうダメだ
これ以上いたら、涙が流れてしまう。
私は急いで店を出ていった。
いい女になる為に
詠士の中で、いい思い出にする為に。
「詠士こっち来て?」
私が言うと、詠士は近くに来てくれた。
梨由も状況がわからないまま、ただ私と詠士を交互に見ていた。
三人が近くになったところで、私は無理矢理二人の小指に小指を繋げた。
右手には詠士
左手には梨由
「二人も繋いで?」
二人は気まずそうに顔を見合わせながらも、小指を繋ぐ。
「二人は絶対に幸せになること!
ゆびきりげんまんうそついたらはりせんぼんのーます!ゆびきった!」
私は揺らしながら歌い、勢いよく小指を離した。
「日和…」
「約束だからね!幸せに二人はなるんだよ!」
もうダメだ
これ以上いたら、涙が流れてしまう。
私は急いで店を出ていった。