ゆびきり
先輩となかなか連絡を、取れなくなり、バイトも辞めてしまった。




私はどうしてなのか、理由もわからないまま、不安な日々に胸が押しつぶされそうだった。




そんな日を過ごしていると、街を歩いていると、人混みから先輩を見つけた。









それも、露出の多く、メイクもケバい女と一緒に歩いている…









先輩も私に気づき、足を止めて、気まずい表情をした。









「どういうこと?」









私が先輩に訪ねると、言い訳を考えている表情をしている。









すると、隣にいた女が先輩にくっつき、私に見せつける。







「だぁれ?この冴えないお子様〜」









いかにも、バカそうなしゃべり方をする女だった。








先輩は、その女に促され、今度は強気な態度をとってきた。









「なんだよ、ちょっと優しくしたからって、彼女ヅラすんな。迷惑なんだよ」









そういって、先輩は女の肩を抱き、私の横を通りすぎる。









私は、愕然として、ただその場に立ち尽くしていた。








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