ゆびきり
詠士は、チャラくてさみしがり屋な女が寄ってくる。






みた感じや、私と居るところをたまたま見られたときの、嫉妬に満ちた表情をみると、普通の感じではない。






真剣に詠士を好きなのだろう。







私も好きだけど、困らせたり、そうゆうのはしたくない。







「でも、詠士が話してる女の人みると、ちょっと怖いもんね。凄く詠士に執着してて…」







「ああ、昔からだよ。なんか、あいつもさ、家が複雑で、じいちゃんに育てられててさ、そういう傷持ってると、類は友を呼ぶみたいな感じだと思うよ」







詠士の陰…







それは、家庭からきてるものなんだね。








「そうだったんだ…」







詠士がいないときに、詠士の話を聞くのがなんだか後ろめたくもなるが、だけど、気になる。







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