ゆびきり
「あれ?帰り早いじゃん」
梨由が家に帰ると、光哉がリビングでくつろいでいた。
光哉は旦那の弟で、梨由とタメ。
「ちょっとね」
旦那とは同じマンション内にはいるが、部屋は別で、光哉と梨由、そして梨由の子供と三人で暮らしていた。
梨由はどうしても、旦那との時間を共有することができず、この生活の形になってしまった。
光哉とは旦那と違って、梨由にとって居心地が良かった。
自由で、優しくて、子供っぽい。
まさに、童顔そのものの性格。
「昔の仲間に会えたの?」
「あったよ。ついでに、会いたかった女の子ともね」
梨由は、光哉の隣に座った。
「よかったじゃん。ずっと言ってた最後の客だろ?」
「そうなのよ、せっかく、会えたのに、詠士が日和連れてったから、連絡先すら交換出来なかった…」
落ち込みながら、愚痴をこぼす梨由に、光哉は自分が飲んでいたビールを差し出した。
梨由が家に帰ると、光哉がリビングでくつろいでいた。
光哉は旦那の弟で、梨由とタメ。
「ちょっとね」
旦那とは同じマンション内にはいるが、部屋は別で、光哉と梨由、そして梨由の子供と三人で暮らしていた。
梨由はどうしても、旦那との時間を共有することができず、この生活の形になってしまった。
光哉とは旦那と違って、梨由にとって居心地が良かった。
自由で、優しくて、子供っぽい。
まさに、童顔そのものの性格。
「昔の仲間に会えたの?」
「あったよ。ついでに、会いたかった女の子ともね」
梨由は、光哉の隣に座った。
「よかったじゃん。ずっと言ってた最後の客だろ?」
「そうなのよ、せっかく、会えたのに、詠士が日和連れてったから、連絡先すら交換出来なかった…」
落ち込みながら、愚痴をこぼす梨由に、光哉は自分が飲んでいたビールを差し出した。