甘くない苺
約束していた駅は、家の最寄り駅から2駅目。


息を切らせながら走り、切符を買おうとした。




「○○行きの電車発車します」



特徴的な声の放送がかかる。




田舎の駅なので電車は1時間に1本。
券売機は1つ。

駅員はいないのに券売機にはもたもたした女の人が1人。



この状況にイライラが増しながらも、2駅分の360円を手に、待った。
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