人生を振り返って
0歳 誕生日
生まれる前。

私が生まれたのは1月初旬である。

生まれて物心付いてからの誕生日として良かったという思い出が無い。

友達からの祝福がほとんど無かった。

幼稚園の時の誕生日会の時は、決まって誕生日が過ぎた後だし、学校に行き出してからは冬休みで友達とは会う機会がなかった。

社会人になってからも同じで、会社によっては年末年始休暇中か休み明けで、正月に酒をたらふく飲んでるから飲みに誘ってもいい返事をもらうことが少ない。

家族からは、クリスマスプレゼントとお年玉と誕生日プレゼントを1つで済まされるために子供の時から自分の誕生日が嫌だった。

恋人とはいい思い出が少ない。

若い頃に恋人が出来た時は、誕生日の時は一緒にいたいという気持ちで一杯だったが、これがまた悲劇の始まりである。

若い時の恋人は、当たり前であるが若い。

その若い恋人は年末年始は親と一緒にいるように親に言われる事が多く、親の言いつけを断って一緒にいてくれる子は少なかった。

誕生日の時に電話をもらえればいいが、その電話すらない子はそれで付き合いが終わる事が多い。

若い時は誰よりも自分と一緒にいてくれるものだと思い込んでいるからである。

そんな事ばかり繰り返していたので、20歳までは1年以上付き合った彼女というのはいなかった。

後で聞いた事だが、私の誕生予定日(出産予定日)は12月25日だった。





もしこの日にきっちりと生まれていれば、素敵な恋人とのひと時を過ごしていて、違った人生及び女性観を持っていたかもしれない。

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