エリートな彼は溺愛を隠さない
「夏哉、お前、大丈夫なのか…?」

「はあ?お前が大丈夫かよ。まともな俺に大丈夫か聞いてる時点でお前がヤバいんだよ」


……うん、大丈夫だな。
相変わらずの偉そうな返事。

少し、安心する。

だがその直後、またコイツはおかしな事を言い出した。


「なあ、小高。お前さ、俺の心配してる暇があったら好きな女でも早く探せよ。あ、綾芽以外でな。
マジでさ、可愛くてヤバいんだって。

昨日俺のとこに泊まって何してくれたと思う?
手料理だぞ、手料理!
これが旨くてさあ、美味しいって言ったら今日は何と!!
弁当作ってくれたんだって!

な、な?可愛いだろ?」

「…………」


やはり変だ。………

まあ、夏哉にもこういう要素があったという事だな。納得しづらいが。


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