エリートな彼は溺愛を隠さない
あ……。

こういう、意味だったのか。

だけど。

「俺には目的なんてなかった」

「ええ。私にもそんなものは無いわ」

え?

…違うのか?

じゃあ…。

「夏哉…初めて好きって言ってくれたね」

「え。そう…?」

「そうよ。…嬉しい」

嬉しい?今更?
例え言ってなくても分かるだろ。お前の前ではいつでも俺は全面降伏なんだから。



< 156 / 164 >

この作品をシェア

pagetop