エリートな彼は溺愛を隠さない

だけど俺はこれからもきっと全て彼女の言う通りにする。

綾芽は俺の人生を変えた師匠であり、何よりも愛しくて大切な、ただ一人の恋人だから。


綾芽の浴衣の紐をそっと解いていく。

彼女は俺にされるがままになりながら艶やかに瞳を揺らして俺を見上げる。

今度は俺がそんな彼女を溢れる愛情で包んであげる…。


「綾芽、好きだよ」

そっと囁くと彼女は嬉しそうに笑って俺を抱き締めてくる。



知れて良かった。
君の事を。
俺の事を。

感謝してる。
俺を変えてくれて、
好きでいてくれて、ありがとう。

これからは俺も君に教えてあげる。

初めて本気で人を愛した
プレイボーイが
どこまで変われるかを。