エリートな彼は溺愛を隠さない
見えなくなる時
…………今、私の目の前にそびえ立つのは…夏哉の住むマンション。

私は一旦自分の部屋に帰って着替を取りに行ったり買い物をしたりしてから………、ここにやってきた。

彼から詳しく場所を携帯にメールしてもらい、たった今辿り着いた私は建物の前で立ちすくんでいた。

どうしよう…、とうとう、来てしまった。

昨日から彼に振り回されてすでに私の心は極限状態なのに、更に朝まで、なんて。

ど、ドキドキする。
どうしよう…。





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