エリートな彼は溺愛を隠さない
え…。

目線をそのまま上に上げると…。

夏哉が髪の長い女性と玄関先でキスをしていた。

え…?何これ。

私が驚いて目を離せずに固まっていると、夏哉がチロッとこちらを見た。

彼は目を一瞬大きくしてから、その女性をグイッと乱暴に引き離した。

「あ、綾芽…」

その派手目の女性も続いて私を見た。

「あら、もう来ちゃったの?まだゆっくりしてて良かったのにぃ」

「………!!」

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