私と彼の秘密の契約
「そんなっ!言えなっ……」

「お前ん家、着いた。」


「え、あ。本当だ。」


塗師君、なんか話しやすいからつい話し込んじゃう。

「送ってくれてありがとう。」


「おう、ありがたく思え。」


手を振る間もなく塗師君は後ろでに手を振って、そしてあっという間に見えなくなった。





もう……なんなんだろう。
何が目的で送ってくれてんだろう?


またなんかありそうで恐いよ。





お風呂に入って、一息つく。

そういえば、塗師君との帰宅で忘れてたけど。

今日は……祐先輩に話し掛けて貰っちゃったぁぁぁぁ!!


また話し掛けてくれるって。
名前も覚えて貰ってた!

幸せ過ぎる。
また話したい。



また、早く、先輩に会いたい。


気が付いたら夢の中に居た。
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