私と彼の秘密の契約
うわっ!

けたたましい目覚まし時計の音で目が覚める。



凄く、嫌な夢をみていたような気がする。



学校?

………しまった、今日は土曜日だった。


癖で目覚まし掛けちゃったんだ。



もう一回寝よう。


再び布団へ戻り、まだあたたかく気持ちのいいその場所に身を委ねる。



何となく携帯を見ると、着信がある。




こんな朝早く、一体誰よ。




携帯を開く。

電話だ。
着信相手は塗師君だった。




なんか、嫌な予感がする。


電話、掛け直さなきゃダメかなぁ。


二度寝して起きたら電話しよう。
そうしよう。





私は再び眠りの世界へと身をゆだねた。
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