紗梛side


ああ…。

真矢もいなくなった…。



わたしは…1人だ…。




ポタッ



「あれ??わたし…泣いてる??」



ポタッポタッ



「っ…真矢っ…まっ…やあーっ」




わたしは声を出して泣いた。

これでよかったんだと
自分に言い聞かせながら…。


次の日の学校で
真矢のことを
「福永さんと絡んでいたらそうなるわよ」
と言った教師を殴って退学。






わたしは
空っぽになった。



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